



8日(月)は大浦湾の風が強く、カヌーによる行動は難しかったので、午後から抗議船・不屈に乗って海上監視活動を行った。
午後12時52分頃、辺野古側埋め立て工区に陸揚げされた土砂が運ばれてくるのが辺野古漁港からも確認できた。
辺野古崎近くの工区にも、仮置き用の土砂が積み上げられている。


K8護岸上のクレーン車が被覆ブロックを吊り下げ、建設中のN9護岸に設置していた。



午後1時20分頃、長島の間の抜けて大浦湾に出た。
11月27日にサンドコンパクション船6隻がそろった。翌28日に大浦湾側で初の埋め立て用土砂の投入が行われ、メディアが取材するのに合わせたのが見え見えだった。
ケーシングパイプなどの準備が整って、軟弱地盤の海域に移動したSCP船は4隻ほどで、ベルトコンベアーに砂を運ぶ受け口に砂が入っている船もある。ただ、今日まで砂杭の打設は行われていないようだ。

B27付近での海上ボーリング調査は引き続き行われていた。


土砂を積んだガット船2隻(marumasa10号、第十八藤進)が、ランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。
海砂採取・運搬船はmarumasa2号が入っていて、砂杭打設用の海砂を台船に積み替えていた。



朝、第65天神丸が大浦湾に入り、ランプウェイ台船に海上ヤード建設用の砕石を積み替えていた。
ただ、砕石を積んだランプウェイ台船は、砕石を投下する枠とは離れた場所に停泊していて、海への投下作業は行われなかった。
午後3時15分頃、砕石を積んだランプウェイ台船はN8護岸の方に移動していた。

海底に砂を敷くトレミー船も先週、羽地内海から大浦湾に戻っている。
ショベルカーがわずかな時間動いたが、試運転のようで実際に砂を敷く作業は行われなかった。


N1・N8・N2護岸で囲まれた区域の埋め立て工事が続いていて、N2護岸から土砂が投入されていた。


K9護岸周辺では鋼矢板を打ち込む作業が続けられている。

工事用仮設道路の路盤整備も連日行われている。



午後2時43分頃、黒い砂を積んだランプウェイ台船がK9護岸に着岸した。
どこで使用される砂かはっきりしないが、K9護岸周辺や工事用仮設道路など陸上で行われている工事で使われる可能性もある。
目の前で着岸していくので、カヌーで抗議できなかったのが残念だった。
高市発言によって引き起こされた中国との緊張が、政治、経済、文化、軍事と多方面に拡大し、状況が悪化し続けている。
それによって生じた反中国感情を利用し、高市政権は自衛隊の強化、軍事予算の拡大、非核三原則の見直し、攻撃用兵器の輸出、防衛増税などを一挙に進めようとしている。
してやったりとほくそ笑んでいる者たちもいるのだろう。市民がどれだけ犠牲になろうと、自分たちが儲ければいいと考えている者たちが。
火を着け、対立と危機を作り出し、排外主義を煽って、軍事強化を進めていく。非常事態を作り出せば、普段はできないことも強権的な手法で実現できる。
中国と軍事的に対立すれば、そのとばっちりを一番受けるのは沖縄だ。
気持ちの悪い薄笑いを浮かべて沖縄に犠牲を強いる者たちの好き勝手にさせてはいけない。